- 人材育成への想い
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- 松田 宝衣知郎 | 講師紹介
松田 宝衣知郎 | 講師紹介
「臨機応変な緊急対応力と
信頼いただける人間性を養成。」
お客様から信頼いただけるよう、
当たり前のことを継続していく。

松田 宝衣知郎
指導担当:警備
PROFILE
2012年、大阪府警察を退職し、星光ビル管理施設管理部 特別顧問に就任。研修センターおよび現場にて、警備の指導を行う。警備員指導教育責任者1号、2号、3号(施設警備業務、雑踏、交通誘導警備業務、運搬警備員業務)資格、応急手当普及員資格を保有。
研修では、どのような指導を行われていますか?
独自に作成した教本等に基づき、実際に発生したトラブル事例を参考に指導しています。基本的には研修センターでの講義・実技が中心となりますが、現場に赴いての実地教育も行っています。たとえば火災報知機なら、火災検知時の発火場所の確認方法などを、日頃使用している機器を使って指導しています。

この仕事では、どういったことが大切でしょうか?
「日々の業務をしっかりとやる」「身上を整えておく」といった当たり前のことを継続し、お客様から信頼いただけるよう務めることが何よりも大切です。その原動力となるプロ意識を養成するために、研修センターでの研修だけでなく現場でのOJTも積極的に実施。現場での責任者や私たち講師陣が、月に一度以上スケジュールを組んで直接指導を行っています。
火災や盗難などの緊急時には、
臨機応変に対応することが必要。
指導の際に、心がけていることはありますか?
警備では、火災や盗難などの緊急時、臨機応変に対応することが求められます。絶えず状況が変化する緊急時においては、「こうしなければならない」という固定概念は失敗を招きますから。同じ山でも、頂上へのルートはさまざま。目的に向けて柔軟に手段を選択できるプロの警備員になってもらえるよう指導を行っています。またお客様の求めるものを提供していくには、信頼関係を構築できる人間性が大切。日頃から正しいふるまいを心がけるというのも、意識して指導しているポイントです。
これまでの指導のなかで印象に残っていることはありますか?
警備員の資格取得のための事前研修を行い、苦労の末に合格できた警備員の喜ぶ顔が見られたときは、「良かった」と感じます。また、研修日誌の感想に「勉強になった」「研修を受けて良かった」等のコメントがあったときもうれしく思います。普段何気なく行っている業務に関連する法令等を学ぶことで、より深い理解につながるスタッフも少なくないようです。
星光ビル管理のスタッフは、どんな人が多いでしょうか?
責任感があって誠実、そして温和な方が多いと感じます。そういう人材を積極的に採用しているのかもしれませんが、従業員の間に穏やかな社風が広がっていると感じます。

押し寄せるIOTの波に対応できる、
技術力ある人材の育成へ。
今後の目標や展望を教えてください。
警備業には「人による警備」と「機械による警備」の両方がありますが、昨今では人的警備の領域にもIOTの波が押し寄せてきています。自動火災報知機にしても、従来よりも火災発生場所を特定する精度が高くなっていますし、監視カメラと連動したものもあります。そうした機器を取り扱っていける高度な技術力と専門性を備えた人材を育成していければと考えています。
お客様に向けて、メッセージをお願いします。
ビル管理会社のなかでも、独立した研修センターを構えるほど教育に注力している会社はなかなかないと思います。これからも研修における指導をしっかりと行い、隅々まで安心をご提供できるよう努めていきたいと思います。
