SAYCO 星光ビル管理株式会社

今西 良輔 | 講師紹介

佇まいも、差し伸べる手にも、
そこに表れる「思いやり」を大切に。

「万一の際の備え」を実感とともに学べるよう、
社内の事例を交えながら指導。

今西 良輔

指導担当:警備

PROFILE

2013年、大手警備会社を退職し、星光ビル管理施設管理部へ。現在は施設業務部に在籍し、星光総合研修センターおよび現場にて警備の指導を行う。警備員指導教育責任者1号、2号、3号、4号(施設警備業務、雑踏、交通誘導警備業務、運搬警備員業務、身辺警護業務)資格、警備検定(施設、交通、雑踏、貴重品運搬)資格、応急手当普及員資格を保有。

研修では、どのような指導を行われていますか?

星光総合研修センターにおいて講義・実技・実地教育等を行っています。独自に作成した教本等に基づきながら、実際に発生した事例なども交えて指導しています。たとえば、とある管理物件で利用者の方が心不全で倒れた事例では、すぐさま弊社の警備員がAEDなどを用いて救命活動を行い、その後無事に社会復帰されたそうです。めったにないケースですが、「同じ星光ビル管理の警備員が経験した」と聞くことで、より実感を持って学んでもらえると考えています。

この仕事では、どういったことが大切でしょうか?

警備員の仕事は、何らかの形で「人と接する」ことで成立します。たとえば警備員の凛とした佇まいは、犯罪への抑止力につながりますし、前述の救命活動のほか、お客様に対するご案内やサポートといった面も期待されるでしょう。誰かの目に触れたり、会話したり、手を差し伸べたりする際の立ち居振る舞い、ひいてはそこに表れる「思いやり」や「勤勉さ」といったものは、とても大切だと思います。

「教わる」「教えられる」ではなく、
ともに最良の方向性を探したい。

指導の際に、心がけていることはありますか?

「教える側」「教えられる側」といった線引きをしないことです。基本的な法律やルール、教本の内容などはもちろん講義を通して伝えることができますが、現場にはそれだけに収まらない事態も多々あります。現場に即した状況や考え方をスタッフから教わることで、法律とお客様と私たちのすべてにとって最良の方向性をともに導き出していきたいと思っています。

これまでの指導のなかで印象に残っていることはありますか?

警備員の資格取得のための事前研修を行い、苦労の末に合格できた警備員から喜びの報告を受けたときには大きなやりがいを感じます。また、研修日誌の感想に「勉強になった」「研修を受けて良かった」等のコメントがあったとき、現場を訪問した際に元気な声と規律ある態度でお客様と接している姿をみたときなども、とてもうれしく思います。

星光ビル管理のスタッフは、どんな人が多いでしょうか?

非常に真面目で、思いやりがあると感じます。研修や現場訪問の際に、業務に関わるニュースについて話したりするのですが、そこで生じた疑問について「先日のお話ですが、調べてみるとこういうことだそうですよ」とわざわざ教えてくれます。調べるだけではなく、「疑問をそのままにしておくと気持ちが悪いだろう」という思いやりをうれしく思います。

押し寄せるIOTの波に対応できる、
技術力ある人材の育成へ。

今後の目標や展望を教えてください。

警備業には「人による警備」と「機械による警備」の両方がありますが、昨今では人的警備の領域にもIOTの波が押し寄せてきています。自動火災報知機にしても、従来よりも火災発生場所を特定する精度が高くなっていますし、監視カメラと連動したものもあります。そうした機器を取り扱っていける高度な技術力と専門性を備えた人材を育成していければと考えています。

お客様に向けて、メッセージをお願いします。

ビル管理会社の中でも、独立した研修センターを構えるほど、教育に注力している会社はなかなかないと思います。法律やルールを遵守するのはもちろん、そのうえでお客様のニーズにバランスよくお応えしていけるよう、これからも星光総合研修センター等での教育に注力しながら、総合ビル管理会社として、安全安心を隅々までご提供したいと思います。

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